最近ブログを書く体力がなくてかなり放置していましたが,ぼちぼち書いてみようと思います.
この催しにはまだ2回しか参加していませんが,かなり面白かったです.
久しぶりのブログ更新でこんな内容を扱うのはなあ と思いましたが,お笑いレベルが高かったため書きます
注意点として,
この記事は私の主観を多く含みます.
開催地は,秋葉原まで電車でアクセスできる距離です.
要点
- 初心者向けではない,かなりトリッキー.
- 官公庁や大企業など,信頼できるように見せかけている
- 保証内容が微妙
- Windowsのインストール要件を無視している
- 最悪の場合,2011年製の貧弱なノートパソコンを使うことになる
参加経緯
こんな感じのチラシが投函されていました,面白そうなので立ち寄ってみました.
人気のイベントなのか,数カ月後に同じ会場で2度開催されていたため,両方の感想を残しておきます.
1回目の参加
貸会議室の1室を使用して開催されていました.
自由に入退室可能.
所狭しとさまざまなノートパソコンが並べられていました.
問題のあるPCを見てみましょう.
問題のPC
製品情報
2011年10月モデル
Core i5-2410M
メモリ4GB
SSD 120GB
42,900円
製品情報
2012年11月モデル
Core i5-3317U
メモリ4GB
SSD 120GB
42,900円
製品情報
2016年モデル
Core i3-5005U
メモリ4GB
32,000円
…ジャンク品かな?
こんなのばかり並んでいます.
Windows7の頃ならまともに動いていたでしょうが,
今ではインターネット閲覧,書類作成程度の作業すらままなりません.
4GB中2.4GB消費しています.
Swapして余裕が生じている可能性もありますが,流石に厳しいです.
ライセンス状態を確認してみました.
OEMライセンスが適用されているものが存在します.
Windows7からWindows10への無償アップグレードは2016年に終了していますが,OSは2023年にインストールされています.
正規のライセンスなのかどうかも怪しいですね
Windows11搭載PC
Windows11が搭載されているものもありました
Fujitsu製 Core i3-6100U メモリ8GB.
Windows 11のシステム要件を満たしていないものです
サポートされているIntelプロセッサを確認しても,このCPUは存在しません…
とりあえず使用することは可能ですが,大型アップデートの適用ができなくなりそうです
即売とは別に,デスクトップPCの注文も受けつけていました.
しかし,相談してみたところ,「リース落ちのものなので性能にばらつきがあり,届くまでどの世代のCPUを搭載しているのかわからない」とのこと
かなり博打要素が強く,ここで購入するメリットはあまりないように感じました.
テープで隠してある部分に闇を感じる…
2回目の参加
またチラシが投函されていました.
この回では,事前に販売員からの説明,ビデオ視聴の後に購入する形式でした.
待機時間がかなり長く,製品を確認する時間が異常に短く感じました.
ほとんどビデオ視聴の時間…
リース落ちなので,バッテリ性能は保証できないとの案内.
不可解な説明が多く,果たして納得できているのか…
見づらいですが,2018年頃に制作されたビデオのようです.
見ているだけで笑いが止まりませんでした.
広告で案内されていたものが展示されていました.
よく見てみると,保証書の内容と展示品の内容が異なります.
結構ずさんで面白いです.
これ,不当表示なのでは…
とはいえ,割高感は感じます.
また,Windows11を搭載しているものも展示されていましたが,これもシステム要件を満たしていません.
機器の特色として以下のように挙げられていました.
第7世代Core i5で最高性能…
ここまで当たり前のようにやってくると,本当に笑いしか出ません.
デスクトップPCは以前と異なるものが掲示されていました.
23のものであればまだ良さそうな感じはしますが,ここまでのおもしろPCを見てしまうと,
想像を下回るものが届きそうですね.
何が問題なのか?
PCを購入する際,知識があまりなくても,Core i3が低性能,Core i5が中性能,Core i7が高性能 のような認識があると思います.
しかし,Core iシリーズは2008年ごろから発売されているため,当時のものと今のものでは性能差がかなり大きいです.
デスクトップPCかつ高性能なものであれば現代でもなんとか通用するものはあるでしょうが,ノートパソコンに関しては使うことすら困難なものが多いです.
スマホやタブレット買ったほうがマシです.
また,Windows 11(現時点で最新)を使用する場合,第8世代Coreシリーズを搭載していることが最低条件です.
つまり,2017,2018年以降に製造されたものが必要です.
しかし,JEMTCはこの要件を無視し,古いノートPCに無理やりWindows11をインストールし,販売(譲渡と呼称)しています.
その他にも,明らかに古いPCにOEMライセンスが適用されている場合もありました.
かなり問題があるような気がします.
個人的な認識として,以前は少し高い値段で整備品を販売している,アフターサポートがあるため妥当…?のスタンスでいましたが,
最低要件すら満たしていないものを譲渡しようとしているためかなり悪質な印象を感じました.
未来のために,限りある資源を と銘打って開催しているようですが,本末転倒な気がします.
保証はついていますが,Windows 10のサポートは2025年に終了します.
有償延長サポートを包括的に契約しているならかなりお得ですが,そんなことはないでしょうね.
電車に乗ればすぐに秋葉原に出られる立地にもかかわらず,かなり人が集まっていました.何故…
おわり